ANA・JALのポイント2倍キャンペーンが現代ビジネスで問題視されている

SFC修行

ポイント2倍は不要不急の移動を引き起こす問題の制度

ついにというか、ANA・JALのポイント2倍キャンペーンとマイル修行のことについて、メディアが取り上げていた。

GW自粛中に「沖縄行きのファーストクラスは満席も」驚きのワケ
現代ビジネスの昨日の記事だ。

ざっくり要約すると、

  • 日本はステイタスがとても取得しやすいので一般人が多く修行している
  • 「ポイント2倍」に乗っかる修行僧がいて羽田那覇のファースト・プレミアはGWも満席
  • ANA・JALの2倍キャンペーンは今のこの時期、良識に欠けるものだ
  • 最初からステータスの1年延長で対応すべきであり、キャンペーンは制度設計ミス
  • 不要不急の外出を控える正念場のいま、よりしっかりした配慮と対応が必要だ

以上のとおり。

航空会社も問題は認識している…

大手メディアだけあり、きちんとJAL・ANAにも取材しているので、読んでみられると良いと思う。

ちなみに、JAL・ANAの回答は、想像のとおりまったく答えになっていない。JALは論点をずらし逃げ逃げのコメント。ANAに至っては、1年ステイタス延長したから今後は修行僧は減ると開き直りともとれるご回答。

2社とも、ポイント2倍キャンペーンが問題を引き起こしていること自体は十分認識している。しかし、問題にどう対応していくか、これからのことは一切触れていない。

大事な時期に問題を放置していいのか

自分も1週間前にこの航空会社のポイント2倍キャンペーンが引き起こす問題について触れ、現代ビジネスと同じ趣旨のことを記事にした。

ポイント2倍のリスクと反社会性
ポイント2倍と銘打ちまるで利用を促進しているかのような業界がある。その業界は、人と交流・接触に直接かかわる業種で、コロナウイルスの感染拡大を引き起こすリスクはパチンコ店の比ではない。むしろとてつもなく広い範囲を感染のリスクにさらす危険性を持っている

この記事ではJAL・ANAの名前は出さなかったが、当該2倍キャンペーンは今すぐにでも撤回すべきだと記している。

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、全国民が耐え忍び頑張らなければならない「正念場」なのだから、問題を「真摯に受け止めている」なら、いまからでも遅くはない。何らかの改善策を考えて欲しい。

偉そうなことばかり言って恐縮だが、自分は決して正義の味方でも天下のご意見番でもない。単純に贔屓にしている会社が世間様から叩かれボコボコにされるのが見たくないだけ。

前の記事も、あまり騒ぎにならないうちにこっそりフェイドアウトすればいいのにと願いつつ書いたものである。

ここからおまけ。今後のバカ対策予想

こういう記事が出てくると、沖縄県の玉城デニー知事も過敏に対応してくるだろう。

たとえば、県職員で「那覇空港体温計り隊」とか「県境越え阻止隊」を結成し、到着ゲートで嫌がらせをして修行僧の乗り継ぎを邪魔するとか…

あんまり余計なこと書くと非常識と批判を受けそうなのでこれ以上はやめる。

いやな世の中になってしまった。早く平和な世界に戻りますように。

コメント