キャンピングカーで松島観光さんとり茶屋の穴子丼

宮城県松島五大堂とウミネコ キャンピングカー
ウミネコと五大堂
宮城県松島五大堂とウミネコ

ウミネコと五大堂

晩秋の東北旅行最初の目的地は松島

今頃になって11月上旬の紅葉狩りの報告です。
前回書いたとおりドラ割3日間東北走り放題コースを利用。とりあえず秋田の角館を目指すことだけを決めて東北道へ。ドラ割対象日の前日夜遅くに自宅を出発して佐野SAで前泊しました。

東北の海へ

自宅を出るのが遅すぎて翌日は朝寝坊。天気もイマイチ。出だしから「やる気スイッチはどこ?」状態です。ちょっと無気力になりつつも東北道を北へ進みます。
キャンピングカーを走らせながら本日の行き先を検討しますが、二人ともノーアイデア。行きたい観光スポットが思い浮かびません。
仕方ないので観光よりも数倍重要な「何を喰らうか」で熱い議論を交わします。しかし、これも決め手が出てこない。
とりあえず海に行けば美味い物にありつけるだろうと針路を太平洋へ。途中車内での「今どきシーフードといえば牡蠣、牡蠣といえばカキ小屋」という連想ゲームで宮城県は松島に漂着しました。

松島五大堂

五大堂

宮城県松島五大堂に架かる透かし橋海面が良く見える

五大堂の透かし橋 海が見えてちょっぴり怖い?

松島のキャンピングカー駐車場

昔からの有名観光地の例に漏れず、松島の中心地は少しごちゃごちょしています。キャンピングカーをどこに停めるか迷いましたが、五大堂を過ぎたちょうど松島センチュリーホテルの裏側に当たる場所に大きな駐車場がありました。
ここであればキャンピングカーもマイクロバスも問題ありません。料金は500円でした。

さんとり茶屋の穴子丼

当初はカキ小屋に行く気だったのですが、店選びの段になったら満腹になるまで牡蠣を食べる気分じゃないことに気づくふたり。結局、五大堂そば海沿いにある「さんとり茶屋」というお店に入りました。

松島のさんとり茶屋おすすめ「穴子丼」

さんとり茶屋の穴子丼


ここでお勧めの松島穴子丼と生牡蠣をいただきます。
丼の穴子は脂がたっぷりのったしっとりと旨みがありとても美味。甘めの味付けですが山葵がピリッと効いて食がすすみます。
目の前で剥いてくれた生カキは殻の大きさと変わらないくらいのプリプリ肥えた立派なもの。
見た目のとおり味も甘くて濃厚で満足。おかわりしたくなる気持ちをぐっとこらえます。
さんとり茶屋の生カキ

生牡蠣プリプリ

お決まり松島観光

松島湾島めぐり観光船遊覧船仁王丸

利用した遊覧船

島めぐり遊覧船はイマイチ

ランチの後は松島観光。まずはお決まりの松島めぐり観光船に乗ります。
さんとり茶屋のすぐ近くのチケット売り場で何も考えずに乗船券を買いましたが失敗でした。やたら並ばされたあげく船上もいっぱいで座ることもできません。中国人の叫び声に囲まれ船尾のフェンスにしがみついての松島観光。天気は悪いし人も多いしでなんの情緒もない寒いだけの船旅でした。
チケットを買ってから気づきましたが、松島湾をクルーズする遊覧船は何社(3社?)かあって微妙にコースが違うようです。船によって混雑具合もずいぶん異なります。
また、ネットで事前予約するといくらか安くなるようなので遊覧船に乗りたい場合は事前にサーチしたほうが良いでしょう。

東北を随一の禅寺・瑞巌寺

船を下りたら山側にある瑞巌寺を散策。
瑞巌寺は伊達正宗が復興させた臨済宗の古刹で本堂は国宝に指定されています。初めての訪問で期待していたのですが、なんと本堂は修復工事中で見学不可。有名な杉並木も大震災の塩害で枯れてしまったそうで伐採され本来の参道は通れません。

松島にある臨済宗瑞巌寺の庫裡、国宝

国宝瑞巌寺庫裡


本堂に入れない代わりに同じく国宝の庫裏の中に入ることができましたが、切妻の屋根の上にとても立派な入母屋の煙出が乗った特徴的な庫裏で重厚で立派な建物でした。後で調べたら京都の妙心寺、妙法院とならび日本三大庫裏といわれているとか。
松島瑞巌寺の庫裡の屋根裏

庫裡の屋根裏 高く立派


また、境内には伊達家は手厚く庇護した寺だけあり大きな宝物館もあります。中には正宗の甲冑像や、いろは姫の坐像などが展示されており戦国好きにはいいかもしれません。
平成の大修理中で少し残念でしたが、工事が終わったら是非本堂も拝観してみたいです。いつか正宗お手植えと伝えられる臥龍梅が咲くころに再訪できればいいですね。
その後、五大堂を散策する頃には日がすっかり傾いてきました。松島さかな市場で買い物をして、この日の宿泊場所へ移動します。

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