意外だったペット連れキャンピングカー旅行のアンケート結果
ちょっと前の日本RV協会(JRVA)のニュースで「キャンピングカー旅行のペット同伴についての調査」というのがありました。
ペット同伴でキャンピングカー旅行をするユーザーがどれくらいいるのか協会ホームページでアンケート調査したもののようです。
どうでもいいことですが、この調査ちょっと粗さが目立ちます。
ヘッドラインには「旅に連れていくなら犬という人が約6割!猫は1割未満」とあり、最後に「ペットは子育てを終えたシニア夫婦の新しい“子供たち”」と締めくくっていますが、記載されている設問やアンケート結果を見る限り全くそうしたデータはありません。
最初、ミスリードに騙されて、金魚や熱帯魚をキャンピングカーに乗せている人が2.8%もいることにびっくりしましたが、よく見たら違いました。ほかの設問の選択肢もヘンテコでなんだか残念な調査です。
移動時も自由にしているペットが多い
それはさておき、このアンケート調査の中でひとつ気になるデータがありました。
それは、キャンピングカーでの移動時にペットの居場所を決めているかという設問。たぶん犬を連れられている方を対象としています。
この調査結果で驚いたのは、ケージやクレートに入れるなど、ペットの居場所を確保しているのは僅か31.3%に過ぎないこと。
「ペットの方で勝手に好きな場所を見つけて休んでいる」が45.2%で最も多く、次が「特に居場所は決めていないが、これまで特に困ったことがない」で13.9%となっています。
もちろんペットの種類や年齢、しつけなど前提条件は千差万別ですし、偉そうなことを言うつもりは全くありません。
しかし、移動中の車内で犬を自由にさせておくのは非常に危険だと個人的には理解しています。人間の子供ならいくらお行儀が良くても、あるいはウインドガラスをものともしない石頭であっても、シートベルトはするはずですし。
私としては、移動時に安全な居場所を確保するのは当然のことだと思っていたので、この調査結果はとても意外でした。
移動中の犬・猫の居場所・我が家の場合
参考までに、我が家の状況や気をつけていることをご紹介しておきます。
配慮しているポイント
犬・猫の居場所を考えるポイントはおおむね次の通りだと思います。
- 運転の邪魔をしないよう自由に運転席に侵入できないようにする
- 万一の事故等に備え安全を確保する
- 温度調整がしやすいようにする
- なるべく人の目が届く場所にする
- ペットにとって快適で安心できる場所にする
デイブレイク号での犬の居場所
こうした考えに基づいて、助手席のすぐ後ろの部分のセカンドシートに、犬2頭がそれぞれ寛げるスペースを用意しました。
この位置には進行方向側に運転席部分とダイネットを仕切る壁が取り付けられていますので、事故(衝突・追突)で想定される慣性力を受け止めることができ、犬が前方へ飛び出してしまう事故を防げます。
また、助手席のすぐ後ろですので、温度管理が容易ですし助手席に座っている人間が振り向けば犬の状態が確認できますので安心です。
我が家の場合は、この場所にアイリスオーヤマとかで出しているドライブボックスをマジックテープや細引きを使い固定しています。
ドライブボックスの中には自宅で使用している敷物を入れて落ち着けるようにし、犬を入れたときは飛び出し防止用のリードを装着します。
猫の居場所
次に猫です。
ドラ猫フィグはデイブレイク購入後に家族になりましたので、犬と異なり後づけで居場所を考えました。
前にも猫の居場所について書きましたが、悩んだ結果、運転席の上のバンクベッドを収納したところに猫用のクレート(キャリー)を置いています。ここもキャブ至近なので温度管理がしやすく、助手席から状況を監視しやすい位置です。
猫をリードで固定する訳にもいかないので頑丈そうなキャリーを使い、バンジーコード(ゴム紐)2本で確実に固定しました。衝突等があっても不用意に動かないよう気を使いました。
慣れや個体差もあると思いますが、うちの猫はキャリーを特に嫌がることなく大人しくしています。
犬も猫も狭いところは嫌いじゃない
クレートトレーニングでも言われていますが、犬や猫は薄暗くて狭いところの方が落ち着きます。
いつでも自由に歩き回れる環境は素晴らしいと思うものの、騒がしく揺れる車内では決まった場所で静かに過ごさせた方が犬・猫にとっては良いのではないでしょうか。事故など万が一のことを考えればなおさらです。
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