キャンピングカーの無線局化第1弾・2台の無線機用電源確保
ずっと前の話になりますが、突然キャンピングカーでアマチュア無線をやりたくなり、デイブレイク号をいじりまくりました。
まず、改造の第1弾として行ったのは、無線機用の電源確保、専用配線の取り回しです。
無線機運用には太いケーブルの専用配線が必要
今回、キャンピングカーに載せたのは、HF(短波帯)用のアイコムIC-7300という50W出力の無線機と、V/UHF(144MHz,430MHz)用のヤエスFTM-100Dという20Wデジタル無線機の2台。
どちらも、取付説明書には、シガーとかから電源を取るのでなく、バッテリーから直接電源を取るよう明記されています。無線機というのは電力が十分でないと電波がきちんと飛びません。
20W機なら、シガープラグでもなんとかなるのでしょが、50WのIC-7300は、下手なところから分岐させたので絶対に危険です。
それは、無線機についてきた太い配線ケーブル(AWG12規格)と、+線-線両方に付けられている25Aのでっかい平型ヒューズを見れば一目瞭然です。
サブバッテリーから運転席下を通して車内へ引き回し
というわけで、まずは、2台の無線機用の専用配線をサブバッテリーから直接引く、いわゆるバッ直工事を開始します。
無線機を2台同時に使用することは想定していないため、ケーブルの太さはIC-7300のAWG12に相当する3.5sqを選択。
これをサブバッテリーからカムロードのフレーム添いに這わせ、結束バンド(タイラップ)で固定。運転席の足元に空いている既存の穴から車内へ引き込みました。
車外部分のコードは本来、コルゲートチューブで保護すべきですが、後付けでスペースもなく面倒くさいので、絶縁ビニールテープをグルグル巻きにして処理しました。なお、絶縁テープは、日東電工のものを使っています。
ケーブルの保護はしっかりと
自動車の配線、特に外部の配線は振動や衝撃なのでコードの皮膜が傷つき漏電の原因となる可能性があるので、コルゲートチューブなどで必ず保護するようにしましょう。
特に、金属と擦れる可能性のある部分は慎重な処理が必要です。車内への引き込み箇所などにはしつこいぐらい念入りに絶縁テープを巻き付けてショートしないように気をつけています。
セカンドシート下を通してコンセントを取り付け
車内に引き込んだら運転席シートの横に這わせて、途中、FTM-100D用に分岐線を用意。
IC-7300用には、さらに運転席側からダイネットのセカンドシートの下へ穴を開けてケーブルを通します。
そして、収納スペースとなっているセカンドシート下で配線を取り回し、最終的にダイネットのテーブル側に125V用の露出コンセントを設置して工事終了です。
ここから先は、もともと付属していた電源ケーブルを適当な長さに切って125V用プラグを取り付けた物で無線機と接続します。
こうしておけば、無線機を使うときだけケーブルをコンセントに差し込めばいいだけなので、スッキリします。
直流ですので+-間違えるとえらいことに
125V用のコンセントを使ったのは、言うまでもありませんがプラスマイナスを間違えないためです。12V用のプラグ(シガープラグ)でもいいですが、125V用の方がコンパクトかつスマートに取り付けられます。
まだまだ先は長い
とりあえず、これで工事の第1歩、専用配線の敷設が終わりました。
単にバッ直でケーブル引っ張ってくるだけの話ですが、クルマの下にもぐったり、セカンドシート下の荷物をどかし穴を開けたりと、けっこう面倒でした。
無線局開局までにはまだまだ幾多の作業が必要です。
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