キャンピングカーのタイヤがバースト

キャブコン キャンピングカー クレソンのタイヤがバースト トレッドはがれ 高速道路 パンク キャンピングカー
ノーマルタイヤがバースト 無残に剥がれたトレッド

キャブコン キャンピングカー クレソンのタイヤがバースト トレッドはがれ 高速道路 パンク

ノーマルタイヤがバースト 無残に剥がれたトレッド


何かの参考になるかもしれませんので、以前乗っていたキャンピングカー、クレソンで経験した割と大きなアクシデント3つをご紹介します。

1 タイヤのバースト(トレッドはがれ)
2 ハブボルト折れによる走行不能
3 砂浜でスタック

 

いずれも人身に及ぶような事件に至らず結果オーライでしたが、一歩間違うと大きな事故に繋がっていた可能性がありました。キャンピングカー特に国産キャブコンは”いびつ”な特殊車両ゆえ乗用車とは異なる注意や配慮が必要なのは言うまでもありません。
アクシデントに遭遇したということは、自分自身の注意力が足らない、日々の管理ができていないことでもあるのでお恥ずかしい限りです。
キャンピングカーに乗られる際には、こうした事例を他山の石として安全運転にお努めください。
なお、事例紹介の前にアクシデント経験から気づいたことを3点ほど挙げておきます。

アクシデントで困らないため留意すべき3つのこと

キャンピングカーの足回りには要注意! バースト、転覆は決して他人ごとではない

キャブコンのタイヤトラブルは本当に多いです。命に関わりますので日ごろから空気圧や劣化状況のチェックは欠かせません。
また、交換なども早め早めに行いましょう。「まだ大丈夫」は危険です。乗用車とキャブコンでは使用条件が全く異なるので乗用車での経験則は当てになりません。

いざというときのためJAFや任意保険でセーフティーネットを確保すべし!

トラブルがけっして少なくない車種ですし、その性質上、知らない土地でアクシデントに見舞われる可能性が高いです。全国どこでも救援に来てくれるJAFに加入することをお勧めします。任意保険もロードサービスが充実しているところが安心です。
正月に経験したハブボルトが折れたアクシデントでは、JAFではまともに対応してくれず、任意保険で紹介してもらった修理工場に救われたことがありました。

JAFは車重3トン以上だと加入できない(救援に来てくれない)ので要注意!

JAFに電話しキャンピングカーと告げるとほぼ確実に3トン以下ですかと聞かれます。車検証のチェックまでされたことはありませんが、キャンピングカー選びの際にはこうした制約があることを知っておいた方がよいと思います。

 

前置きが長くなりましたが、クレソンで経験したアクシデントの第1弾は、やっぱりタイヤトラブルです。高速道路で突然タイヤがいかれました。

ばんやの帰りにバーン! タイヤのバースト(トレッド剥がれ)

発生内容
高速道路上における右リアタイヤのバースト(トレッド剥がれ)
初期対応
JAFに依頼しスペアタイヤと交換
事後対策
4輪とも215/65R15 110/108L(ブリヂストンR202)に換装
原因(推定)
許容限度に近い荷重での使用によるタイヤの劣化?

発生時の状況

千葉の内房に遊びに行った帰り道。今日は時間的に余裕があるからアクアラインでなく館山道で帰ろうと木更津JCTを直進方向へ。しばらくした頃、異変が生じました。
突然、右リアタイヤで異音と振動が発生。鉄チェーンを付けたまま高速道路に突っ込んだかのような激しい揺れとガガッガガッ、バタバタという大きな音。
直感的にパンクだと思い、減速し路肩に停車。幸い、交通量が少なく速度も100km/h出ていませんでしたので、割と落ち着いて安全に停めることができました。

キャブコン クレソンのタイヤがバースト トレッドが避けた画像

暗闇の中バーストしたタイヤをチェック


取り敢えず三角版を置き、右リアタイヤを見てみました。辺りはすでに暗くなっておりよくわからないのですが、空気は入っているようです。つぶれていません。
バーストじゃないのかと思い少し走らせてみましたが、やはりガクガク、バタバタで走れません。タイヤに問題があるのは明白です。

トラブルへの対応

交通量は少ないものの、場所が右側なので自力でのタイヤ交換は控えJAFにSOS。40分ほどで救援隊が到着しスペアタイヤに交換してもらいました。
外したタイヤを見ると、トレッドが見事にベローンと剥がれています。トレッドがめくれただけで、エアは抜けなかったようですが、これでは走れません。
完全なバーストではなかったので、転倒することもなく安全に停車できたのは幸いでした。
しかし、一方でこの剥がれたトレッドがタイヤハウス内で大暴れ。自作の外部収納庫や泥除けカバーを粉々に粉砕。FRPのタイヤハウス自体も割れまくりました。

キャンピングカー クレソン トレッドはがれ

剥がれたトレッドがタイヤハウス内で大暴れ

原因は?

今回の原因は、やはりよく言われるカムロードのノーマルタイヤの限界と推察されます。空気圧はしっかりチェックしており、5.7kgf/cm2は入っていました。
バーストが起きたのは納車されてから3年が過ぎた(タイヤの製造年では4年近い)時期でしたので、よく言われる危険なお年頃ですね。
この事件を受け、早々にタイヤを交換。4輪すべてを定番のブリジストンR202に替えました。
R202を選んだのは、ロードインデックス(タイヤの負荷能力)の向上を図るため。
ノーマルタイヤ195/70R15のロードインデックスは106ですが、R202(215/65R15)は110。タイヤ1本当たりの負荷能力が950kgから1060kgへ強化されました。

コメント

  1. ざぶろう@ホリディ より:

    はじめまして ざぶろう@ホリディと申します。
    いつもブログを楽しく拝見させていただいており
    且つ大変参考にさせていただいております。
    私は3年前からデイブレイクのホリディα(もう今はβになってしまったブランド)に乗っています。
    半年ほど前からタイヤの交換について悩んでおり、色々なキャンパーの方々のブログをチェックしたり、ネットサーフィンして色々な情報を集めていましたが、youtubeでキャンカーがひっくり返るのを見て、やはり家族を守るためには安全第一だと考えるようになりました。
    とはいうものの、みなさんそれぞれ判断基準があるようで何が正しいのか、どれも許容範囲なのか・・・アルミホイールは割れるとか、ナットが緩むやら、ハブ径が合わないからハブベアリングが必要だ、いや必要ないとか、カムロード純正ホイールに無理くりぶっといタイヤを履かせるのが良いやらインチアップしなはれだとか・・情報が多すぎて(^^;)。
    勿論、腹黒薔薇耳旅団 さんのブログも参考にさせていただいておりました。
    とまぁ前置きが長くなりましたが、実は先日、悩んでいる間に私もバーストを経験しました。ホイールは純正でタイヤは5月末の時点でいまだにスタッドレスだったのですが、夏冬履き替えていて3シーズン目が終了する、と言うところでした。
    所謂お年頃でした。
    私の場合はタイヤトレッドがはがれたのか、裂けたのか、とにかく見たことがないような状態でしたが、腹黒薔薇耳旅団 さんと同じく、パンクはしていませんでした。そして幸いなことに家族も車も無傷でした。ほとんど奇跡☆。
    ちなみに、私は足回りがキャンサスでその圧力をパンパンにあげているので、調子に乗ったコーナリングを続けていたツケが回ってきたのだと思います。キャンサス入れるならタイヤもグレードアップしないと危ないのだと思います。
    と言うことで、アルミホイールごと更新することにしました。ホイールはキーラーフィールドでタイヤはBS ECOPIa R201の205/70R16です。
    後は空気圧をどうするか・・BSに確認してみます。

    • たらば かつ男 気梨桂 より:

      ざぶろう様
      はじめまして。ご訪問ありがとうございます。
      数少ない?マックレー乗りの方からコメントいただきとても嬉しいです。
      バーストに遭遇されたとのこと、大事に至らず何よりでした。やはりノーマルタイヤは危険ですね。
      カムロードキャンパーのタイヤ選びは本当に難しいですが、私は何より安全重視、耐荷重重視でロードインデックが高いものを選ばざるを得ないと思ってます。
      R201 205/70R16は外径が違いすぎると感じ私は検討対象から外しましたが、ロードインデックスも高くカムロードに合いそうですね。
      マックレーでも16インチタイヤを誤差の範囲内として売っていますので外径についてもそれほど気にする必要はないのかもしれません。個人的にはブリジストンに信頼感がありますので、良い選択ではないでしょうか。
      新たな情報がありましたら是非教えてください。

      • ざぶろう より:

        腹黒薔薇耳旅団 さん
        お返事ありがとうございます。
        私も独断ながらタイヤとホイールは、圧倒的順位として安全が第一、そして二番目に乗り心地、三番目はそれほど重要視していない燃費の順番で考えました。
        さて BSへ「耐荷重950Kgに安全に対応するにはどこまで空気圧を落とせるのか」と問い合わせたところ早速返答がありました。
        以下BS返答抜粋です。
        ************************************
        205/70R16 111/109L LTの、規格での空気圧と負荷能力の関係を下記いたします。
        空気圧(kPa): 350 375 400 425 450 475 500 525 550 575 600
        負荷能力(kg):800 830 865 895 925 950 980 1010 1035 1065 1090
        負荷能力:950kgの空気圧は、上記より、475kPa(4.75kgf/cm2)でございます。
        なお、空気圧は、自然に低下いたしますので、小型トラック用のタイヤの場合には、指定の
        空気圧より、0~70kPaの範囲で高めに設定頂くことをお奨めしております。
        また、キャンピングカーの場合は、積荷の量や積み方によっては、タイヤの負荷能力を
        超えてしまう事が有るようにも聞いておりますので、若干余裕を持たせて高めに設定頂く
        のが宜しいかと思います。
        なお、195/70R15 106/104Lから205/70R16 111/109Lへの変更では、外径が
        約6%程度大きくなります。
        メーター誤差の観点から、車検で指摘される可能性もございますので、車検の適合性を、
        カーディーラー様でご確認頂ければと思います。
        ***********************************
        とのことでしたので、空気圧は500KPaにする予定です。
        ちなみにキーラーフォース(私が購入したのはキーラーフィールドの後継モデルでした)のメーカー「ウェッズ」さんにもメールで問い合わせをして色々質問しました。
        ウェッズさん曰く、キャンカーは多種多様で一概にOKは出せないので個別に対応しているとのことで、納得がいくまでやり取りをして購入を決めました。そしてホイールの規格が955Kgだったのでタイヤの空気圧も950Kgでいいのかなと考えたのですが、そもそも考え方が間違っているのかもしれません・・・。
        最後に BSもウェッズもとても親切で丁寧な対応でした。

        • たらば かつ男 気梨桂 より:

          ざぶろう様
          貴重な情報ありがとうございます。空気圧等参考にさせていただきます。
          個人的な考えですが、スピードも出すのでしたら安全マージンは多めにとったほうが良いでしょうね。
          私は、215/65R15ですが、570KPa以上いれてます。乗り心地は悪くなるでしょうが。
          なお、空気圧はホイルの規格であるJWL-T VIA 955KGtとは別に考える必要があると思います。

          • ざぶろう より:

            ご返答ありがとうございます。
            釈迦に説法の内容だったかと思いますが、記録に留めておくに害はないとご了承ください。
            うっ!やはりホイールの規格とタイヤの耐荷重は切り離して考えるべきなんですね。そりゃそうか・・・いまのアルミの規格は955Kgですもんね。
            一応純正タイヤだと6KPa入れて耐荷重が950Kgのようなので、それ以上ではあるのですが、もう少し調査して安全を優先したいと思います。
            アドバイスありがとうございました。
            また短絡的な相談をさせていただくかもしれませんが、よろしくお願いします。