もう会えないかも?イソジンのカバくんが動物園にいた

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明治イソジンのキャラクター「カバくん」の東武動物公園で遭遇

動物園にいたカバくん

訴訟合戦でカバくんがピンチ

「カバくん」が揺れています。
カバくんというのは、うがい薬イソジンのキャラクター。皆さん見たことがあると思います。
そう、「~がらがらじんじん、がらがらイソジンジン~」の耳から離れないメロディに合わせてうがいしていた「カバくん」です。
すでに報道されご存知の方も多いと思いますが、いま「カバくん」がピンチです。二度と見られなくなるかもしれません。

イソジンの商標はアメリカの製薬会社が所有

元々、ポビドンヨードを使った消毒薬を開発したのは、ムンディファーマというアメリカの製薬会社。「イソジン」の商標権もこの会社が保有しています。
明治はライセンス契約に基づき「イソジンうがい薬」の製造販売を行ってきました。しかし、今年3月で契約が終了。明治は「イソジン」ブランドを使用できなくなり、4月からは、新たにムンディファーマと組んだシオノギが「イソジンうがい薬」を販売する予定です。
一方の明治は、これまでのイソジンと同じポビドンヨードのうがい薬を「明治うがい薬」として売り出し、イソジンのキャラクター「カバくん」はそのまま明治うがい薬のキャラクターとして使われます。

偽カバの登場で争いに

さて、ここからが問題です。
シオノギが発売する新しい「イソジンうがい薬」には、なんとカバくんに似たキャラクターが描かれていました。
カバくんは明治が商標登録していますので、明治はムンディファーマ・シオノギに対し類似キャラクターの使用中止を求める仮処分申請を行いました。
これに対し、ムンディファーマ側も応戦。明治に対してイソジンに類似した製品の販売を計画していると販売差し止めを求める仮処分申請を東京地裁に申し立てました。
「カバくん」をめぐって訴訟合戦。
いまや「カバくん」の行方はベッキー、清原をしのぐ国民の関心事になっています。(嘘)

東武動物公園カバ舎の前で撮影しているカバくん

カバくんカバに会う(カバ舎の前で撮影中)

カバくんを発見

カバくんが動物園を闊歩

ムンディファーマの対抗措置を新聞で読んだのは数日前ですが、なんと、その日に妻は渦中の「カバくん」に出会ってしまいました。
カバくんが居たのは東武動物公園。我が家近くの動物園です。
妻が園内を見物していたら、向こうから来たカバくんといきなりすれ違ったとのこと。
カバくんを尾行すると、そこはカバ舎。どうや本物のカバとカバくんで一緒に撮影をしていたようです。

カバくんガンバレ

誰もが知る「カバくん」がつまらない大人の事情で使えなくなってしまうことは非常に残念なこと。
明治・ムンディファーマ、両社とも歩み寄っていただきたいものです。
本物のカバとカバくんの競演が見られることを祈ります。

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