キャンピングカーの7大苦 -その2-

      2015/05/29

北海道上富良野町でのキャンピングカーデイブレイク

上富良野にて

キャンピングカーのススメ no.3 せまい・たかい・あつい・くさい

七大苦の第二話。 4.狭い5.高い6.暑い7.貧乏くさい についてです。

セマい 七大苦その4

快適な広さとは

言うまでもなく広ければ広いほど居住空間としては快適です。しかし、誰が見ても1.25tトラックの荷台は住む場所としては狭いです。バンコンは更に窮屈でしょう。

もっとも、テント泊や乗用車での車中泊からみればどんなキャンピングカーでも十分居心地のいい空間に見えます。工夫すれば狭くても快適に過ごすことは可能でしょう。もしかしたら工夫でなく我慢というのかもしれませんが、小さな車で旅を楽しんでいられる方もたくさんいらっしゃいます。

もっともっと広く

しかし、キャンピングカーに乗られている方で居住スペースの狭さ、使い勝手の悪さに不満を持つ人はとても多いはず。「もっと広く」は大多数のキャンパーが持つ根源的リビドーといって過言ではないでしょう。誰だって伸び伸びしたいし我慢したくないですもん。

すでに説明は不要ですが、居住空間が広くなれば逆に走行性の制約が強くなります。そして何よりコストが跳ね上がります。どこまで広さを求めるのかキャンピングカー選びで最大の価値判断。

どこで妥協するか

溢れ出る「広さ」への欲求としぼみがちな財布との折り合いをどうつけますか? 悩ましき問題です。キャンピングカーを使ったことがあり自分にとって何が大切か整理できている人以外はなかなか判断できないでしょう。

ちなみに、「広さ」への私なりの物差しとしては、寝る場所とダイネット(リビングスペース)はそれぞれ独立しているか。大人が車内で立って自由に動けるか。トイレ専用スペースはあるかなどが快適性を左右するひとつの目安になるかと思っています。

タカい 七大苦その5

気になるは先立つもの

需用が限られる特殊用途の玩具です。値段がある程度高いのはやむを得ないこと。しかし、大多数の人にとっては、価格が最大の関心事であり、クリアすべき課題であるのは間違いないでしょう。

キャンピングカー選びを難しくしているのは、キャンピングカー同士の比較が難しいこと。装備(オプション)の違い、設計思想の違いなどで価格や性能の単純な比較ができません。

結果、上っ面の価格の違いだけで選定してしまったり、訳も分からぬまま、不要な高いオプションをつけてしまったりと後悔の原因になることもしばしば。

貧乏人には無理?

不毛で意味がないことは分かっているのですが、人は得てしてちょっとした金額の違いで損したとか得したとか考えがち。金銭面で評価したがるのは貧乏人の悲しい性ですね。

もしかしたら、そういう一般市民にキャンピングカーは向いていないのかもしれません。

損得勘定しちゃうと…

無論、貧乏人は買うなと言っているのではありません。誤解のありませんように。私も根っからの貧乏人です。

言いたいのは、金額とかコストで損得を考えてしまうと、キャンピングカーは恐ろしく高くて割に合わない物じゃないかということ。

自らの人生を豊かにするツールとしてキャンピングカーに価値を見出し、自分にとって必要なものそうでないものを見分けることができる。そういう人であれば買っても失敗はないのでしょうね。

なお、もちろん私はそんなに達観した人間ではありません。欲しくて欲しくて物欲に負けて買いました。でもキャンピングカーライフをエンジョイしております。

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アツい 七大苦その6

実は重要

ある意味、我が国におけるキャンピングカーの最大の論点、それは日本の夏への対応です。

日本は四季のある美しい国とよく言われますが、日本の夏の不快感は半端ではありません。
自宅の寝室にエアコンを設置するのは当たり前ですが、キャンピングカーにはエアコンを設置しなくてよいのでしょうか?

汗だくキャンプはお好き?

キャブコンの場合、多くはFRP製ですので乗用車と比較にならないほど断熱性は高いです。日陰に停めてファンを回すなどすれば夏のキャンプも快適で楽しいという意見もあると思います。
しかし、四十過ぎた今となっては私は絶対に無理です。暑いものは暑い。耐えられなくはありませんがそこまでして出かける気がおきません。

エアコンがない場合は、夏は涼しい高原にでもいくか運用をやめるかどちらかになると思います。
キャンピングカー購入の際には、夏どのように対応するのかも頭の片隅において検討されることをお勧めします。

自分のスタイルを考えて

なお、念のため申し上げますが、エアコンと発電機がないキャンピングカーはダメと言っているのでは決してありません。

後悔しないようにキャンピングカーのデメリットの一つとして夏の暑さをあげているだけ。

いうまでもありませんが、エアコンと発電機があれば問題がすべて解決するわけではありません。むしろ、夏はキャンピングカーで出かけないというのも十分アリな選択肢だと思います。要するにその人の使い方、キャンピングカーに何を求めるかです。

キャンピングカークレソン浜辺でBBQ

 

貧乏クサい  七大苦その7

アンチセレブ

七大苦の7番目。これは7つにするためのおまけ。あまり本質的なことではないのですが、常日頃感じていることにキャンピングカーの貧乏くささがあります。

このくだらない文章にお付き合いいただいている方にはないと思いますが、もししステータスとしてキャンピングカーに価値を求めているとしたら、それは間違い。すくなくとも国産のキャンピングカーには全くステータスなんてないと断言します。バンコンもキャブコンもバスコンもすべて。

ラグジュアリーとかセレブレティとかいう言葉とは一切縁がないのがキャンピングカー。所有者の素直な実感です。

移動式タコ部屋

キャンピングカーに興味がない時は、お金持ちの道楽品みたいなイメージがありました。しかし所有してみると「リッチ感」は一切ありません。乗り心地は軽自動車より劣りますし、高速では流れについていくのがやっと。夜はどこかの駐車場を勝手に間借りしてひっそりと就寝。風が吹けばユラユラ揺れ、雨が降ればボタボタうるさい。小さな小さなマイルーム。

どうみてもブルジョワジーの趣味ではありませんね。むしろ、野暮ったさ貧乏臭さを感じてしまいます。

染みついた貧乏臭

そもそも、自動車の中で寝食をしようという発想が根本的に貧乏なのです。貧乏臭はキャンピングカーが誕生した瞬間に背負わされたスティグマで逃れようがありません。

真のノブレスはキャンピングカーなんかに手を出すべきではありません。金持ちに見られたい方は別のモノにしたほうが良いと思います。同じ価格でもっと見栄を張れるものはたくさんあります。

どうしてもという方はマックレーに相談してください。スワロフスキーで全面デコる。金メッキをする。屋根の上にプールをつくるなど、あなた好みの改造をしてくれると思います。マックレーだったら。

周囲の目は?

話を戻します。どうでもいいことですが、周りの人たちがどういう目で見ているかを含めて「貧乏くさい」という切り口を敢えてあげてみました。

キャンピングカーは持っているだけでは何の効能も与えてくれないガラクタです。また、当然ですがキャンピングカーを購入しても羨望や敬意を集めることは絶対にありません。むしろ周囲からは胡散くさがられるだけ。これは事実です。

所詮は遊びの道具

云わんとすることはいつも同じですが、キャンピングカーは使ってナンボの道具ということ。「旅」という楽しみを通じて初めてその価値が具現化されるものです。

キャンピングカーを購入したら、どうぞたくさん乗ってその価値を最大限引き出してください。ただし、傍からはちょっと貧乏臭く、そして胡散臭く見られていることを決して忘れずに。しっかりとマナーを守り、あなたの価値を最大化してください。

 

当たり前のこと、くだらないことを長々とすみません。キャンピングカーの欠陥とは言いませんがデメリットと思えることを並べてみました。
ごく主観的な感想めいたものばかりですが、購入の検討の際、何かの参考になれば幸いです。

次は、よく言われる費用対効果の話を引き合いに、ひねくれた視点で自分が感じるキャンピングカーのメリットを整理したいと思います。

→ キャンピングカーの費用対効果

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Comment

  1. ぴろこん より:

    乗られてるキャンピングカーが胡散臭いタイプの車種や年式なんじゃないですか?

    • 気梨桂 より:

      ぴろこん 様

      ご訪問ありがとうございます

      私が所有、あるいは所有していたキャンピングカーは、マックレーのデイブレイクと、ナッツRVのクレソンで、国内では実績のあるしっかりしたメーカーで「胡散臭い」クルマではございません。

      もともとこの記事は、具体的なモデルやタイプを批評するために書いたのではなく、一般論としてキャンピングカーの良い点、悪い点を整理したつもりです。

      キャンピングカー自体を批判するものでは、まったくありませんが、当方の理解力、文章力が足らず大変申し訳ございません。

  2. ああ より:

    貧乏くさいんですよね。
    ちゃんとキャンプ場で泊まっているならそう思いませんが、
    道の駅とかで1日占領している人達みるとホームレスと変わらない。邪魔だし。
    キャンプなんて宿よりはるかに安いんだからそこまでケチるなって思うよ。

    • 気梨桂 より:

      ああ 様

      ご訪問、誠にありがとうございます。

      仰るとおり、道の駅でキャンプまがいのことをしているキャンピングカーを見つけたたら貧乏くさいと思われるでしょう。

      しかし、多くのキャンピングカー乗りは宿代をケチるためにキャンピングカーを使っている訳ではありません。

      キャンピングカーは、より気軽により自由に旅をするためのツールであると考えています。

      もちろん、自由といっても好き勝手をするわけではなく、規範・常識の範囲内で他人に迷惑をかけないようにするのは言うまでもありません。

      一方、現実問題として、道の駅の駐車場を長時間占有したりする非常識なキャンピングカーいることも事実です。

      この記事は、自分もこうした一部の輩と一緒くたにされ「貧乏くさい迷惑な奴ら」と括られているのだろうなと思い書きました。

      個人的には、一般の方から後ろ指刺されることなく旅が楽しめるよう、キャンピングカー乗りのマナー向上が図られることを自戒を含め願っています。

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