ケラマ諸島 阿嘉島の魅力

ダイビング
阿嘉ニシバマビーチ

阿嘉ニシバマビーチ

Aka island ~お気に入りの島 あか~

沖縄は慶良間諸島にある阿嘉島を紹介します。毎年、犬連れで訪問しダイビングを楽しんでいる我が家のお気に入りデスティネーションです。
なお、ウェブを調べればいくらでも阿嘉の(正確な)情報がありますので、ここでは例によって当てにならない個人的な感想を書いています。

阿嘉島アウトライン

阿嘉島とは

行政区画でいうと沖縄県島尻郡座間味村阿嘉。那覇の約40km西方に広がる慶良間諸島の一角に阿嘉島はあります。
ステレオタイプな言い方ですが、阿嘉島は美しい海に抱かれた素朴な離島。人口はわずか約300人しかいません。面積約3㎢、周囲11.5kmの小さな島です
離島といっても数々の島に囲まれています。また、隣の慶留間島そしてその隣の外地島(ふかじしま)とは立派な橋で結ばれています。

阿嘉島への行き方

島へは那覇泊港から座間味村営のフェリー及び高速船クイーンざまみが就航。寄港順の違いにより往路復路で異なりますが、およそフェリーで90分、高速船で50分でアクセスできます。
阿嘉から橋伝いに行ける外地島に慶良間空港がありますが、空の定期便はなし。チャーターヘリのみです。詳しいことは座間味村のウェブサイトなどで調べてください。

阿嘉にないもの

およそ都市的なモノは阿嘉にはありません。繁華街はもちろん銀行もありません。信号もありません。

阿嘉にあるもの

都市にないモノが阿嘉にはあります。日がな畑仕事をしているオジーにオバー。鯨がやってくる海。満天の星空。

阿嘉の見どころ

阿嘉の見どころは海と鹿。以上です。
ほかにもありますが海と鹿で阿嘉の見どころの88.5%です。たぶん。ちなみに鹿は2.5%。
マリンレジャー以外で観光客が楽しめる娯楽は散歩とオカヤドカリ数えぐらいですかね。

阿嘉島のフード&アコモデーション

阿嘉のアコモデーション

分かりやすくいえば(難しくいっても)すべて民宿、ペンションです。主観的にはそれしか存在しません。あとは小洒落た民宿、ホテルという名の民宿、だれかんちみたいな民宿などと細分化されるだけ。
アコモデーションに多くのことを求める方は阿嘉島には不向きです。いわゆるリゾートでありません。ラグジュアリーなホテルがないばかりか、シャワー・トイレ共同がスタンダードだったりします。

阿嘉のグルメ

旅の楽しみの一つが地元グルメ。しかし、残念ながら阿嘉の名物グルメといってもすぐに思いつくものはありません。しいて言えば、海に囲まれているのだからシーフードかな?
なお、鹿は天然記念物ですので食べないでください。

陸の素材

島の集落を歩いていると、ゴーヤやキャベツ、島らっきょうなど様々な野菜が青々と茂る畑をよく目にします。また、各家庭にはパパイヤの木が植えられていて豊かな南国の風情。ただ、これらは見るからに自家消費用。島の特産品といったものは見当たりません。

やっぱり海産物

陸はイマイチだとしても豊穣の海に囲まれた島。やっぱり海で獲れる魚や貝が阿嘉島での一番のごちそうでしょう。
しかし、阿嘉の漁港はいつもひっそりとしていますし、島内には新鮮な魚を販売する店舗もシーフードを売りにした外食店も見当たりません。残念。
話は変わりますが、座間味村全体の就業構造をみると第1次産業従事者は僅か12人(2.5%)、これに対し第3次産業は441人(92.6%)です。
これは可住面積も人口も圧倒的に多い座間味島を入れての数字。きっと阿嘉島には専業の農家や漁師はいないものと思われます。
畑はオジー、オバーの趣味の家庭菜園。漁は民宿やダイビングショップの経営と兼ねてというパターンなんでしょうね。
宿選びがキー?
しかるに、阿嘉で地の魚を食べようと思うなら、漁師が経営する民宿に泊まるのが確実です。
阿嘉で獲れた魚は漁師の宿で消費されるか、高く売れる那覇の市場に出てしまうでしょうから。
宿によっては、シーフードは那覇のCOOPで仕入れてフェリーで運ばれてくる冷凍キハダマグロと茹でた島ダコぐらいかもしれません。本当に余計な心配ですけど。

阿嘉のグルメスポット

それでは、阿嘉のグルメスポットを大公開します。
とはいうもののお察しのとおりグルメスポットは多くありません。集落内で外食できるお店は数店のみです。
以下、おすすめできそうなお店の簡単な紹介です。

パーラーみやま

集落内での代表的なお店は旧港にある「パーラーみやま」。メニューは沖縄そば、タコライス、カレーそれとぜんざい(季節メニュー?)、ブルーシールアイスクリームといったところ。
店内は相当年季が入っていますが味はどれも悪くないです。島の人も無性にみやまのカレーが食べたくなる時があるとか。
なお、外のテラス席(そんなおしゃれなところではありません。正確にいうと壊れかけた机が並んでいる軒下)であれば犬連れでも可です。

はぁなcafe

阿嘉島はあなcafe外観パーラーみやまのそばに「はぁなcafe」というピザやパスタがいただけるカフェができました。
行きたいと思っているのですが、ダイビングと犬の散歩が優先になってしまい行けてません。多分、外の席は犬連れ可だと思います。ただし、ちょと吠えるワンコがいることがあります。

ゲルマニヨン

阿嘉ではなくお隣の慶留間島にあるお店。なんと本格的なトラットリア(夜はバール)。その名はゲルマニヨン。コンテナを活用したお洒落なお店です。

慶良間諸島慶留間島のゲルマニオン
トラットリア ゲルマニオン外観

お店は小さいですがワインもそれなりに揃っていて、自家製野菜や地場の魚介など素材にこだわったおいしい料理がいただけます。
阿嘉の集落から歩いて行くのはちょっと厳しいですがチャンスがあれば是非行ってみてください。おすすめします。

ニシバマビーチのビーチサイドカフェ

そんなカッコイイものではありませんが、オンシーズンのニシバマビーチでは宿泊施設(ハナムロとかくばとか)等がビーチに出店してタコライスや沖縄そばを売っています。
メニューは似たり寄ったりだと思いますが、シーズン中であれば昼食ために宿に戻るような必要はありません。(最近行ってないので不確定ですが、タイの雑貨等を売っているカレー屋さんがあるようです。)

その他

阿嘉島 ビーチハウスシーサーなど宿によっては宿泊していなくても食事ができるところもあります。お弁当を販売していたりもします。シーズン中だけだと思いますが。
また、前浜にあるトレーラーハウスが改装されBEACH HOUSE AKAという小洒落たお店になっていました。犬の散歩コースなので今後行ってみたいですね。

結局、多くの場合・・・

以上で私の知っているグルメスポットの説明は終了。
おすすめできるところはほぼこれで全てです。
外食店舗が非常に少ないわけですが、観光客の場合はランチも宿泊している宿で済ませることが多いようです。
つまり、阿嘉では三食とも泊った民宿でいただくことになります。宿選びはけっこう重要ですね。

阿嘉のナイトライフ

 阿嘉島は観光で成り立ってる島ですがとっても健全です。無論、キャバクラなんてありません。スマートボールもありません。飲み屋も数えるほどしか(数えられないかも)ありません。
 「ナイトライフの充実していないバカンスなんて」という御仁は島の夜のあまりの暗さに発狂し頓死すること間違いなし。

ヨナミネハウス

現在、集落内でまともに営業している飲み屋さんは「ヨナミネハウス」ぐらいでしょうか。ここはちゃんとしたバーでおすすめ。おでんなど手作りのつまみでおいしいお酒がいただけます。
お酒の種類も豊富なのでワインや強い酒が飲みたくなったらぜひ足を運んでみてください。
なお、どちらかといえば馬鹿騒ぎをするような店ではありません。ダイビングショップのスタッフが愚痴を言い合っていたり、お客を口説いて?いたり、そんな感じです。
場所は集落の西の外れに近い位置。夜は暗いので道が不安な方はライトを持って行きましょう。

その他のスポット

本当に困ったことにヨナミネハウスしか思い浮かびません。慶留間にいけばゲルマニヨンがありますが送迎が必要ですね。
過去には「白鯨」という漁師さん経営の老舗(漁が休みだとろくな肴がない)居酒屋があったのですが現在は営業しておりません。
さらに過去には島の西側のヒズシビーチにワイルドというかナチュラルというか雰囲気のあるバーがありました。しかし保健所の許可もとってない正にワイルドな店だったようで今はありません。
そういえば、集落のちょうど真ん中あたりに島としては派手な電飾やのぼりで飾っているお店があります。ただし私的にはおすすめしません。

長い夜の過ごし方

ヨナミネハウスに飽きたら、辰登城で「久米仙」と「かめせん」を買って前浜で飲んだくれてください(ごみは捨てないように)。
冗談はともかく、観光客は長い夜をどう過ごすのでしょうか。私の知る限りでは、宿で夕食から延々と”ゆんたく”するか、ダイイビングショップでログ付けと称して呑んでいるというケースが多いようです。
ちなみに、我が家の場合は宿で夕食を食べながら飲み、20時になったらダイビングショップでログ付けしながら飲み直し22時には酔いがまわり寝てしまう。そして翌朝9時ごろには港に集合しダイビング。ある意味規則正しい生活を送っています。

阿嘉のショッピング

 ここまでお読みの方であればおわかりだと思いますが、買い物する場所も多くはありません。代表的な(観光客でも入りやすい)お店を2店ご紹介します。

辰登城

まず、島で最大のショッピングセンター(大げさ)が集落の東側にある「辰登城(たつのじょう)」です。
1階がコンビニのような商店で2階、3階は民宿。ピンクがかった白い壁に緑の屋根、タツノオトシゴの目印に屋上には大きな看板があるのですぐわかるはず。
売り場面積はよくあるコンビニの2分の1ぐらいですが、食糧や日用雑貨がひととおり揃っています。もちろんアルコールも売っています。また、レンタサイクルもあります。

垣花商店

次に大きい商店が集落のちょうど中間ぐらいで学校からもほど近い位置にある「垣花商店」。規模は辰登城の半分ぐらいです。こちらもアルコールを扱っています。

おみやげは

上記二店とも生活密着の食料や日用雑貨が中心で、いわゆる土産物などは売ってません。阿嘉で土産というとダイビングショップのTシャツぐらいですかね。
記憶が定かでありませんが、繁忙期には港の待合室でもずくとか売ってたかも。

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