*(注) このページ中ほどに犬の遺体を写した画像があります。

骨壺に入ったペッパー
ペッパーが旅立ってから七日が過ぎました。
いまペッパーは骨壺に入って自宅にいます。
亡くなった翌日の午後にペット霊苑の専用火葬場にて荼毘に付しました。
できれば公共の斎場で単独火葬したかったのですが、問い合わせたら三日先までいっぱいです。
結局、公共斎場の目の前にあるペットも扱う民間の葬儀社に依頼。ここはペット専用の火葬場を持っていましたので飼い主の立ち合いのもとで単独火葬を営むことができました。
このペット霊苑にはペット専用の墓地や納骨堂があります。頼んだわけではありませんが当然のごとくその説明が始まりました。
はじめはまったく興味がなく、余計なセールストークと受け止めていました。でも、考えてみれば自分たちはペッパーの遺骨をどうするのか何も決めていません。
あらためていろいろ考えましたが、いつまでも亡き者に囚われているわけにはいきません。とても寂しいことではありますが、これからはペッパーのことを少しずつ忘れていく必要があります。
忘れるなんて冷たいと思うかもしれません。しかし、ここでいう「忘れる」とは、悲しみの呪縛から逃れ、悲しみを思い出に変えていくということ。旅立った者今在る者、お互いにとって大切な作業だと思います。
そんなことをつらつら考えた結果、納骨堂を利用することに決めました。そして、四十九日に納骨します。
いま、妻の悲しみは深いですが、納骨が気持ちを入れ替える一つの区切りになるのではと思うのです。
そのかわり、それまでの間は感情を開放し、ペッパーへの思いにどっぷりと浸たることにしました。そして、納骨の日に向けて徐々に気持ちの整理をしていきます。
馬鹿だと思われるかもしれませんが、この週末はペッパーの遺骨をキャンピングカーに乗せて一緒に旅に出ます。思い出の地を訪れて在りし日のことを二人で語るつもりです。
コメント
我が家では、5年ほど前に12年一緒に住んだゴールデンが逝き、昨年の夏には猫が逝きました。その都度悲しい思いをして、もう二度と犬は飼わないと家内は言っていましたが、孫の希望でいまいるトイプードルを飼い始め、ゴールデンの時はこうっだった、どこどこで楽しく水遊びをしたなどと楽しい思い出になっています。
犬の寿命は人間より短いのでどうしてもこの様な悲しい思いをしますが、楽しい思い出になると良いですね。
レオじじい 様
何度も悲しいお別れを体験され、そして思い出にされているのですね。
我が家の場合、妻は犬を飼うこと自体が初めての経験だったため、ペッパーとの別れはとてもつらい体験のようです。
先ほどキャンピングカーでの小旅行から帰ってきました。ペッパーの思い出ばなしをしながらの久しぶりの旅行でしたが、いい気分転換になりました。妻も少しは死を冷静に見られるようになったような気がします。
いつも、読ませて頂いております。
悲しいことは、飼う前にはお互いに承知の上。私たちも、2頭ラブを飼っていますが、悲しいことが来るのは、何かない限りは愛犬です。承知の上。。ここは本当に来てしまう・・と想います。子供たちにも言ってます。沢山の良い思い出の中のクルージング。お気をつけていってらっしゃいませ!
shin 様
ご訪問ありがとうございます。
犬との別れが来ることは十分理解しているつもりですが、やはりその時が来るとつらいものですね。もう撫でてあげることのできない喪失感と「ああすればよかった」といった後悔の念に襲われます。
ただ、ペッパーの遺骨と一緒に旅をして、少し気持ちの整理がつきました。
偶然にも同じ名前のウィペットを飼っています。シンガプーラもいます。他人とは思えず、たまにブログを拝見していました。愛犬との時間を大切にしようと思いました。介護お疲れさまでした。ペッパーも、愛されて幸せな犬だったと思います。
チエ 様
ご訪問ありがとうございます
同じ名前のウィペットにシンガプーラなんて奇遇ですね。
うちのペッパーが幸せだったかどうか知る由もありませんし、むしろ反省することがたくさんあります。
どうぞ、ペッパーくんとの時間を大事にいとおしんでください。