赤羽で「せんべろ」

赤羽いこいのハムカツ 食べ歩き
揚げたてハムカツ

赤羽の超有名店「まるます家」

今日も行列まるます家


海の日連休はたいてい沖縄に行っているのですが、今年は諸般の事情で断念。キャンピングカーで出かけようにもジメジメした梅雨空でやる気がでない。
3連休だというのに予定がまったく入っていません。
何もやることがないのなら、あとは飲んで寝るだけ。
というわけで(どういうわけで?)酔っぱらいの聖地ともいわれる東京都北区赤羽に繰り出しました。
今回紹介するお店
  1.丸健水産 2.いこい本店 3.八起
赤羽の飲み屋街、酔っぱらいの聖地?赤羽一番街入口

酔っぱらいの聖地?赤羽一番街入口


せんべろ(千円でベロベロになれる)系の飲み屋がひしめきあい、朝から酒が飲めることで最近ちょっと有名になった赤羽。
JR赤羽駅東口を降りてすぐ北側にある「赤羽一番街」がその核心部分です。
一番街に入ると、たくさんの飲食店が並んでいて土曜日の17時にも関わらずどこも大賑わい。
少し歩くとうなぎや煮込みで有名な超人気店「まるます家」がありますが、今日もすごい行列なのでパス。この日の一軒目はおでんの丸健水産へ。

赤羽シルクロードのおでん立ち飲み丸健水産

おでん丸健水産

おでん丸健水産

その名も「赤羽シルクロード」という汚いアーケード街にある丸健水産は、おでんだねを製造する会社が店先でおでんを販売し立ち飲みができるようになっているお店。
ちょっと行列ができていて暫し待機。その間に手書きのメニューを見ながら何を食べるか考えます。

赤羽おでんの名店、丸健水産の手書きメニュー

丸健水産の手書きメニュー

赤羽おでん丸健水産の注意書き

待ち飲み禁止、飲酒者は1杯のみ

丸健水産の名物「だし割り」の看板

名物「だし割り」1回50円

赤羽おでん丸健水産のおでん鍋

大量のおでん。ここから選んで皿に盛ってもらう


自分の番が来たら、おでんの大鍋を見ながら好きなものを選びます。
この日選んだのは、すじ・がんも・シューマイ・生姜天・カレーボール・ゲソ巻。酒は東京23区内で最後の一つとなった地元北区の酒蔵、小山酒造の丸真正宗ワンカップです。
丸健水産のおでんとワンカップ丸真正宗

本日一杯目は地酒丸真正宗のマルカップ


おでんを皿に取り分けてもらい、お会計が済んだら店のすぐ横にあるテーブルでいただきます。
さっぱり、すっきりした旨みのある出汁にゆっくり浸かったおでんはどれも美味しかったですが、特にシューマイが気に入りました。
丸健水産のおでんの〆に「だし割り」

これが「だし割り」


おでんの〆には、50ccだけ残したカップ酒におでん出汁を入れてニンニク七味を振った名物「だし割り」を楽しみます。
味はそのまま日本酒風味のおでん出汁で、これもまたオツなものです。
なお、「だし割り」を楽しむのであれば、丸真正宗の常温がおすすめ。カップに目盛りがついていますので、残り50ccになったら50円払って出汁を入れてもらいましょう。
うまいおでんをつまんで、ワンカップを空けたら2軒目へ移動。丸健水産でのお会計は、おでんとワンカップ、だし割りを付けて2人で1,500円弱でした。

立飲みいこい 本店

2軒目には、一番街から駅の方に少し戻ったところにある立ち飲みの「いこい本店」に入りました。
ここも人気の「せんべろ」スポットで店の外までお客があふれていましたが、うまい具合に店内のカウンターへ2人ですべり込みました。

赤羽立ち飲み「いこい」の店内

満員御礼にぎやかな店内


ここのお店は商品と引き換えにその都度精算するスタイル。カウンターに小銭を並べ、まずは焼酎ハイボールを注文し2回目の乾杯。旨いです。
アテは、しめ鯖とミル貝の刺身を注文しました。ポテサラや煮物などの定番メニューに加え、刺身などの海鮮系のアテも豊富に揃っていて何度でも通いたくなるようなお店です。

赤羽の立ち飲み処いこいでホッピー

ホッピーで乾杯

赤羽の立ち飲み「いこい」のアテ、しめ鯖、ミル貝

小銭をカウンターに並べ、まずはシメ鯖とミル貝の刺身

また、激安店にも関わらず、ここの揚げ物は注文を受けてから揚げるので、熱々のものを食すことができます。
せんべろの超定番ツマミともいえるハムカツを頼みましたが、揚げたてで非常にうまかったです。

赤羽いこいのハムカツ

揚げたてハムカツ


焼酎ハイボールの次はホッピー。外を1本に対し、二人で中を4杯飲みました。
その都度会計なので全部でいくら使ったかわかりませんが、ハイボールは180円、ホッピーの中は140円ぐらい。アテは100円からあり確かハムカツで160円と激安。千円で充分楽しめます。
赤羽のOK横丁夜景

魅惑のOK横丁

OK横丁の八起

続いて3軒目。またまた赤羽一番街に戻り、細い路地に赤提灯系飲み屋が連なる「OK横丁」へと足を運びます。
ここにも良さげな居酒屋がたくさんありますが、この日選んだのは焼きとんの老舗「八起(やおき)」です。

赤羽OK横丁にある八起の外観

焼とん・ホルモンの老舗「八起」


八起は真ん中の調理場を囲むように長いカウンターとテーブル席が配置されたコの字型のレイアウト。広い店内ですが、すでにほぼ満席の盛況ぶりです。
まず冷酒と焼きとん、煮込みを注文し、3回目の乾杯。
赤羽にある八起のやきとん盛り合わせ

八起のやきとん盛り合わせ


焼きとん盛り合わせはいろんな部位があって、普通に旨かったのですが、特に感動したのが煮込み。
豚のホルモンを時間をかけしっかり煮込んでおり、シンプルな味付けながら柔らかく滋味豊かで美味しかったです。
赤羽八起の煮込みがうまい

なまらうまい八起の煮込み


冷酒のあとはハイボールに切り替えて、枝豆やら冷やしトマトなど定番の居酒屋メニューを楽しみます。
ちょっと珍しいなと思って注文したのが豚ホルモンの煮物。
盛り合わせを頼んだら、ガツや皮、コブクロなどが盛られたものが出てきました。

赤羽の八起の豚ホルモンの煮物

豚ホルモンの煮物

赤羽八起のホルモン煮は酢味噌で食べる

特製の酢みそで食す

八起では、これをパンチの効いた自家製酢みそで食べます。赤羽らしい渋いアテに酒が進みました。
いい感じにお腹も膨れ、酔いが回ったところで赤羽せんべろツアーはお開き。電車に乗り帰路につきます。
赤羽は酔っぱらいの食いしん坊には堪えられない街。まだまだ名店がたくさんありますので、近いうちにまた行きます。

行きつけのバーでアイラのシングルカスク

締めは行きつけのバーでウイスキー

最後は行きつけのBARへ

赤羽でさんざん飲みましたが、なぜか悪い癖で浦和で下車。行きつけのオーセンティックバーへ行ってしまいました。
マスターとお喋りしながら、ジントニック、カリラの2004年カスクストレングス、スプリングバンクの15年物?(記憶曖昧)などを楽しんでしまいました。
妻もモスコミュールや響などをいただき、お会計は大台突破。赤羽の3軒合計よりも明確に高いですね・・・

調子に乗って少し飲み過ぎ。旅行に出かけた方が安上がりだったかもしれません。

コメント

  1. オジジ より:

    小山酒造は同じ町内で我家から徒歩5分・・まるます家は徒歩10分です(^^)/
    おでんの丸健水産だけは立ち飲みしたことが無いのですが、家でおでんを作る時は妻がネタを買いに行くお店です
    大手のスーパーも沢山あるのですが おでんはココですね
    他にも美味しい店がたくさんありますよ
    昨日は妻と次女夫婦と次女の義理のお父さんの5人で一番街の近くのイタリアンで食事でした
    美味しいお店でまた行きたくなりました

    • たらば かつ男 気梨桂 より:

      オジジ 様
      赤羽は酒飲みには本当にいい街ですね。何度でも行きたくなります。
      丸真正宗の大吟醸が飲める店で角打ちしようかと思っていたのですが、今回は行きませんでした。
      また赤羽にはいきたいと思いますので、ぜひ、おいしいお店を教えてください。