ペッパーの夜鳴きに薬を投与

ウィペットのペッパー寝顔

ペッパーの寝顔

思い通りに体を動かせなくなってからというもの、ペッパーはしきりに鳴き声をあげるようになった。

自分で上手く立ち上がれない、動けない。そのもどかしさからか甲高い悲鳴にも聞こえる。

元気なころは全くといっていいほど吠えない犬だったのに、1日中キャワンキャワンと泣いている。

それは、トイレの合図だったり喉が渇いていたり。もしかしたら体のどこかが痛いのか、不安や寂しさなのか、こちらには理解できないことも多い。

最近は夜、寝かしつけてから朝まで5,6回はペッパーの鳴き声で起こされる。

そのたびに2階の寝室からペッパーのいるリビングまで様子を見に行く。ほぼ1時間に1回は起こされて人間は寝不足気味だ。また、なにより深夜の泣き声が近所迷惑にならないか気にかかり、正直、精神的な負担にもなっている。

先日、獣医に相談したところ良い薬があるとアドバイスを受けた。

その場ではもう少し様子を見ることとしたが、結局、深夜の鳴き声が気になるので週末に薬を処方してもらった。

薬の名前はすぐに思い出せないが、やはり抗うつ剤のような精神安定剤の一種だろうと思う。体重10kgで投与量が変わるのだが、現在、ペッパーは10.7kgしか体重がない。与えるのは初めてだし、過去、麻酔に過敏な反応をみせたことがあったので、とりあえず10kg以下の投与量で始めることになった。

日曜日の夜から投与開始。茶色い楕円の錠剤を2分の1ずつ、朝夕2回の食事の前に与えている。

使用前は、薬のせいでより活動が鈍り、本格的な寝たきりになりはしないか危惧したが、実際にはそんなことはなかった。

いやむしろ、はっきり言って薬が効いている様子はない。ペッパーの夜泣きに大きな変化はなかった。

昨日も夫婦合わせて5回ほど起こされた。眠い。

獣医と相談して投薬量を増やす必要がある。いや、もしかしたら安定剤では解決できないことなのかもしれない。私には分からない。

夜はぐっすり眠ってほしいという思いと、薬で意思や心の動きをコントロールすることへの原則論的な抵抗が自分の中で葛藤している。

ペッパーの鳴き声は何を求めているのか。

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