道の駅の機能強化策とは

キャンピングカー デイブレイク 道の駅象潟 キャンピングカー
道の駅象潟にて
キャンピングカー デイブレイク 道の駅象潟

道の駅象潟にて

昨日(2/21)の日経夕刊の一面は、浅田真央選手の感動のフリーやスキー女子ハーフパイプ小野塚選手の銅メダルを押しのけて、国による「道の駅」支援策がトップでした。
記事の内容は、既存の道の駅への再投資を促し、利便性の一層の向上、機能強化を図ろうというもの。
具体的なメニューとしては、無線LANの整備をすすめ利用者の利便性を高めるともに、観光情報や災害時の防災情報が提供できるようにするとのこと。EV充電器の整備も促進します。
また、観光客に人気の高い道の駅をランキングするなどして道の駅の質の向上を図る施策にも取り組みます。さらには期限を設けた認定制度を導入し施設の適切な維持管理、更新を促すことを検討するようです。
道の駅は1993年に第1号が登録されてから20年を経て現在は1,014か所に増えました。
これまでは国が整備費の一部を整備主体である市町村等へ助成して整備を後押し。しかし、この記事によれば、今後は新規整備よりも既存の道の駅の機能強化、有効利用に重点を移すということですね。
全国で1千か所が多いのか少ないのかはわかりません。もっとあっても良いとは思いますが、予算が限られるなかで、のべ単な新規施設整備でなく機能強化に舵を切るのは理解できます。
確かに、なかにはハコを造るだけで終わってしまって、管理が十分でない道の駅があるのも事実。
道の駅の成功事例の紹介やランキングなどは、意欲のある道の駅をより活性化させるとともに、成功体験が全国に発信されることで道の駅全体のレベルアップにつながるでしょう。
こうした動きが上手く回りだせば利用者にとっても地域にとってもプラスになるはずです。
国の施策がどこまで有効なのかは分かりませんが、道の駅利用者の一人として、道の駅の活性化をできる範囲で応援していきたいものです。
またなにより、道の駅の成功例のなかに車中泊利用者との共存共栄の事例が入ることを期待しています。

コメント

  1. オジジ より:

    既存の道の駅も手を入れないといけない時期を迎えているんですね
    道の駅の認可を受けているのに夜間はトイレも使用禁止にしたりしているところは道の駅の認定見直しをしても良いのではないでしょうか
    それから東京にも もっと道の駅ができるといいですね
    土地が高いなら市街化調整区域とかの建築物が建てられない土地に道の駅なら特例で認めるとかすればいいと思います

    • たらば かつ男 気梨桂 より:

      オジジ様 いつもお世話になります。
      国に施策はいろいろ裏(省庁の思惑)がありそうですが、単に認可しただけでなくその後のフォローや活性化の手助けはするべきだと思います。表現が適切かどうか分かりませんが名ばかり道の駅は少なくないですよね。
      それと確かに東京は道の駅少ないですね。個人的には都内湾岸部にあるといろいろ使い勝手よさそうですが、需要や土地のポテンシャルを考えるとそういかないのでしょうね(湾岸にいい道の駅があったらそれこそそこらじゅうから暴走族のような方が集まりかねないですし)。
      ちなみに、市町村などが設置する道の駅でしたら幹線道路沿いであれば調整区域でも建設可能だとは思います。要は設置者のやる気、本気度ですね。

  2. レオじじい より:

    日経の夕刊・・普段あまり読まずにそのままでしたが読みました
    ガイアの夜明けなどのTV番組で取り上げられている道の駅は一部で多くの所は箱物は作っても魂が入っていないというか、レストランが夕方5~6時で閉まるとか、夜間は出入りできなくなるなど、ユーザー側の利便性については全く無視して作られた道の駅も少なくありません。
    ユーザー側の問題点ばかりクローズアップされますが、数年すると自然淘汰されるでしょうね。
    道の駅でも、無料のスペース以外にRVパークのような有料スペースを併設すればキャンピングカーユーザーは喜んで利用するのでは。

    • たらば かつ男 気梨桂 より:

      レオじじい様 いつもご訪問ありがとうございます。
      仰るとおり、ハコは造れどその後は。。。お役所仕事の永遠のテーマですね。これはある意味ハコを作ることが経済にも寄与し票にもなった右肩上がり社会の悪しき伝統でどうしようもないところがあるのでしょうね。新しいものに予算をつけるときは政治家として評価されますが、既存施設の維持管理なんて何の評価も得られませんし、選挙で票になりません。
      ただ、中央道笹子トンネル事故でも明白なとおり、今後は既存インフラをどう適切に維持管理し活用していくかとうい時代に入ったようです。
      道の駅も「地域活性化」の名の下、雨後の筍のように作った時代から真に役に立つ施設だけが生き残っていくのでしょう。
      私も、キャンピングカー利用者としてRVパークのような車中泊利用者に向いたサービスが展開されることを願っています。
      そのためにも、道の駅の一層の振興に少しでも役に立てればとも思います。