セカンドシートの特徴 デイブレイク号レイアウトの工夫2

20100508-087-1 キャンピングカー
ワンオフのキャンピングカーデイブレイクのセカンドシート

車幅全体をセカンドシートに

お犬様専用席&横になれるセカンドシート

機動犬舎デイブレイク号のダイネットのセカンドシートは、左右ぶち抜きのとっても長いロングシートです。これは移動中の犬の居場所を考えてのこと。

意外に悩ましい犬の居場所

前車クレソンでは走行時にはセカンドシート(FASPシート)を進行方向に向けて、マイカー用の犬の入れ物(バスケット)を固定。そこに犬を乗せていました。
目的地に到着してダイネットを使用するには、一度犬のバスケットを片づけてシートを方向転換しなければなりません。
犬のバスケットはたたんでリアの2段ベッドに収納するのですが、非常にかさばって片づけるのが面倒。けっこう鬱陶しい作業でした。
犬2頭の移動中の安全を確保しつつ、クレソンで面倒だった作業を解消すること。これが今回のワンオフ製作での大きなテーマのひとつになりました。
面倒な手間を省くだけであればダイネットではない場所、例えば最後部に犬の居場所をつくれば解決します。しかし後方では人の目は届かないし乗り心地も最悪です。気にしすぎかもしれませんが追突事故もとても心配。

ワンオフの結論

我が家としては、運転中も目が届き、なるべく乗り心地のよいところに専用席を設置してあげたい。
しかし、これが難問。一見単純な命題ですが、狭い車内で実現するのは意外と難しいのです。いろいろ考えましたが一長一短。決め手がありません。
悩んだ末に出した結論が、セカンドシートを車幅いっぱいに延長すること。ひとつのベッドのような形にし、エントランス側の一部を馬鹿犬専用格納場所としました。

機動犬舎デイブレイクの犬用スペース

ホワイト家具仕様犬スペース

機動犬舎デイブレイクセカンドシート

犬置き場を撤去しマットを敷いたところ

これであれば、運転中も常に犬の状況が把握できるし、エントランスからすぐにアクセス可能で乗り降りもさせやすい。そしてダイネットと完全分離したので犬部屋を撤去する手間なくダイネットで寛げます。
また、ホワイト家具と同じ材料でつくってもらった折りたたみの犬用ケージを片づければ、長さ180cm以上、幅60cmのベンチシートになります。これでバンクベッドを展開するほどではないちょっとした仮眠などもOK。その他、いろいろと空間利用できるはず。犬のために過大なデッドスペースをが生じないよう知恵を絞りました。
実際、ベッドとしては使用していませんが、長いセカンドシートに足を投げ出して座れますので、ダイネットのラグジュアリー度?が大幅に向上してます。
なお、全部クッションを置いてしまうと乗車定員が増えてしまいますので、ホワイト家具仕様で折りたたみ式の犬ゲージを特注(結構な金額)し、このスペースは荷物置き場扱いにしました。クッションは別途納入です。

シートの下は巨大な収納

この大きなセカンドシートの下は、すべて収納になっています。
ぶち抜きのスペースで左右共に外部からアクセスできるバゲッジドアを付けましたので使い勝手は上々。もちろん内部からのアクセス用の扉もつけて出し入れしやすいように配慮しました。

ワンオフキャンピングカーデイブレイクのセカンドシート下の収納スペース

全て収納スペース 両サイドから出し入れ可能


ここは前輪のすぐ後ろと車両の重量バランス上いい位置にありますので、ダッチオーブンやキャンプテーブル、飲料水ペットボトルなどの重量物を収納しています。
そのほか細かい点ですが、セカンドシートの背もたれ部分は幅を標準より10cm短くしています。
キャブ(運転席)から架装部へ内部で行き来する機会が思ったより多いと前車で感じていましたので、キャブとの行き来を容易にするため短くしてもらいました。
このため、バンクカットしてあることもあり往来はとてもスムーズです。基本的に座るのは1人ですから背もたれが少し短くても何ら問題はありません。
背もたれのクッションの大きさも通常と異なることになりますが、こんなことも言えばやってくれるマックレーの融通性に感謝です。

ワンオフで工夫レイアウトの特徴 メニューページへ

この記事は旧サイトで公開していたものを再編集したものです。

コメント