キャンピングカーも要注意!冬だけじゃないちょっとした不具合で死の危険

   

amazonで購入しキャンピングカーに取り付けた一酸化炭素警報器

中国製一酸化炭素警報器。現在電池切れです

排気系統の故障による一酸化炭素死亡事故が発生

今年の6月、滋賀県草津市の量販店に停車していた軽自動車から若い男女の遺体が発見されるという事件がありました。

事件に巻き込まれたのか、それとも自殺なのか。事件性はないようにみられるけれど、もし自殺だとしたらどのような手段をとったのかよく分からない。そんな謎めいた事件でした。

事件から数か月たった本日、ネットでこの事件の原因を明らかにした記事を目にします。

記事によると、死因は一酸化炭素中毒。事件でも自殺でもなく事故でした。

原因はマフラーの小さな傷

二人が乗っていたクルマは、昨年12月に他の車と接触事故を起こし、その際にマフラーをわずかに損傷したようです。

たぶんそれはプロが見なければ分からないような小さな傷だったのでしょう。事故の時まで修理せず乗り続けました。

普通に走行している分にはなんら問題もなし。しかし、停車したまま2人で話し込み、アイドリングを続けていたら、その小さな傷から漏れ出した排気ガスが気づかないうちに車内に侵入。一酸化炭素(CO)ガス中毒になってしまったようです。

一酸化炭素はご存知のとおり、無味無臭で比重も窒素とほぼ同じ。頭痛やめまいで気づければまだいい方ですが、そのまま昏睡に陥り死に至ってしまう例が多い毒性の非常に強い物質です。

19歳の若いカップルは、ただ普通に車内で語り合っていただけなのに、マフラーのわずかな損傷から漏れ出た排ガスが何も知らない2人の命を奪ってしまった。

判明した事実は非常に痛ましいものでした。

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キャンピングカーもリスクが高い

記事では、「軽自動車は車体を軽くするため、部品の強度が普通乗用車に比べて弱く、普通乗用車よりマフラーなどが傷つく可能性が高い」との指摘がなされています。

しかし、いずれにせよ、ちょっとした排気ガスの漏れを放置すれば、自然条件によっては死亡事故に繋がるを引き起こす可能性があるということ。軽も普通車もキャンピングカーも関係ありません。

自分の認識も甘かった

私自身、一酸化炭素中毒の怖さを認識しているつもりで、キャンピングカーの車内に一酸化警報器を取り付け、備えているつもりでいました。

でも、私が想定していたのは、発電機やFFヒーターの排気不全による一酸化炭素ガスの流入で、マフラーの小さな傷までは思いが至っていませんでした。

現に、いま取り付けている警報器は電池切れのまま放置してあり、「冬になったら電池を補充すればよい」と軽く考えていたところです。

雪でクルマのマフラーが埋もれた場合ののCO中毒ポンチ絵

CO問題は自分の中で勝手に冬のイメージになっていた  出典:Response

マフラーはいつか穴が開くもの

キャンピングカーに乗られている方はご存知だと思いますが、走行関係の基本的な部品の中で最も早くダメになるものの一つがマフラーです。下手をすると数年で錆びてタイコに穴が開いてしまいます。

また、キャブコンの場合、ベース車オリジナルの排気管を何らかの方法で延長していますが、その接続部分(他より錆びやすい気がします)に亀裂等が入れば車両の下に排気ガスが溜まります。

冬場だったら警戒しているし、そもそも締め切っているので問題にはならないかもしれません。しかし、今回の事件のように気候のよい季節で窓等を少し開けていたりしたら、同じような悲劇に繋がらないとも言い切れません。

長時間のアイドリングはしない・チェックは怠らない

まずなにより、長くアイドリングをし続けないことが重要なのはいうまでもありません。今や環境面でも許される行為ではありませんね。

アイドリングを長時間しないとしても、油断は禁物です。いつ何が起こるか分かりません。

普段乗らないキャンピングカーだと排気系の異常に気付くのが遅れる可能性もあります。排気系統のチェックも忘れずに行った方が良さそうです。

痛ましくとても悲しい事件の報に触れ、改めて一酸化炭素ガスの怖さを思い知らされました。

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Comment

  1. レオじじい より:

    貴殿の記事を参考に同じモノをつけていますが未だ電池健在です、基本的にアイドリングで長時間車内に滞在するのは危険でしょうね。一般車も標準でセンサーを付けて、濃度が上がったらエンジン停止などはどうでしょうか、練炭自殺も減るかもですね。

    • 気梨桂 より:

      レオじじい 様

      これだけ安全性が重視されている世の中で、ちょっとした不具合が死亡事故を引き起こすなんて、とても奇妙な気がします。
      自然条件など様々な状況が重なっての不運なできごとでしょうが、現に同様な事故が起こっているようですので、センサーなどの義務付けもありかもしれませんね。

      長時間のアイドリング自体好ましいものではありませんし、家屋では報知器の設置が義務化しています。

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